メソッド

2021年8月30日

アナロジカル・デザインのメソッドページです。以下のメニューからメソッドの詳細を参照できます。

 

メソッドの概要
アナロジカル・デザイン・メソッド

メソッドの意義と限界。具体化と抽象化による問題発見と問題解決やアナロジー思考に特徴的なマッチング手法など、アナロジカル・デザインにおけるメソッドの基本的な考え方を解説します。
メソッドの構造

アナロジー思考によるデザインを進めるためのメソッド。5つのフェーズと4つの特性からなる基本構造について解説します。
(フェーズ1)ターゲットの具体化

(フェーズ1)ターゲットの具体化
ターゲットの問題を発見する準備として、まずは、ターゲットのことを理解します。「具体化」とは漠然とした曖昧なことを細部にまで分解し明確にすることですが「理解する」ためには「具体化」が強力な武器になります。
1-1 ターゲットの設定

まずは「ターゲット」を設定します。日頃からチャレンジしてみたいと思っていたり、問題意識を持っているモノゴトがターゲットになります。
1-2 広く浅く事実を収集

ターゲットに関する事実を広く浅く収集します。あまり時間をかけずに自分の知っていることや、簡単に調べられる範囲で行います。その時に着目するのが「4つの特性」です。

  1-2-1 ビジネス特性

ビジネスからターゲットを捉える観点になります。ターゲットをビジネスとして成立させ発展させていく場合、この観点は特に重要です。
  1-2-2 空間的特性

この世のあらゆるものは「空間的」に存在しており、かつ「時間的」に存在しています。モノのかたちや機能の広がりなど空間的特性に着目しターゲットを把握します。
  1-2-3 時間的特性

ターゲットは何等かのかたちで利用されますが、利用には必ずプロセスがあります。利用プロセスはターゲットを強く制約しており、その特性をよく表すものになっています。
  1-2-4 社会的特性

ターゲットは社会との関わりの中で価値を生みます。ターゲットは社会的な環境のもとで提供され利用されます。社会との関係を切り離しては存在できません。
1-3 調査範囲の絞り込み

集めた事実情報についてさらに調査を進めるため、優先順位を付けて調査範囲を絞り込みます。優先順位の観点は「関心」と「特徴」です。
1-4 関心領域の調査

関心領域について様々な方法で調査を進ます。得られた情報には矛盾や対立が見つかる場合もありますが、これも重要なアイデアの種になります。矛盾や対立を許容してください。
1-5 特徴領域の調査

「特徴」が「当たり前」になっている世界を探します。そして、興味深いことが見つかったときは、どんどん脇道にそれて調査を続けます。
(フェーズ1)のアウトプット

(フェーズ1)のアウトプットは「構造化されない調査結果」になります。つまり「混沌」です。

 

(フェーズ2)ターゲットの抽象化

(フェーズ2)ターゲットの抽象化
(フェーズ2)では抽象化することで、ターゲットの本質を捉えます。「抽象化の解説」では抽象化についての一般的な理解を深めます。その上で2-1以降の具体的な手順を進めます。
抽象化の解説

「何故、抽象化は必要なのか?」「抽象化とはそもそも何なのか?」について解説します。また「抽象化が人間や社会に与えている影響や意味」についても確認しておきます。
  抽象化の必要性

抽象化したレベルで似ているとはどういうことか?単なる「パクリ」や「猿真似」にならないために必要なことを理解します。
  抽象化の定義

抽象化は異なる様々な概念が合わさってできています。これらを整理することで抽象化に関する理解を深めます。
  抽象化の意味

抽象化が私達の生活にどのような影響を与えているのか?あまりにも身近で気付き難い抽象化の意味と広がりを確認します。
2-1 基礎的な抽象化

(フェーズ1)のアウトプットである「構造化されない調査結果」を材料にして抽象化を進めますが、ここではその準備段階として基礎的な処理をします。
  2-1-1 インデックス付け

(フェーズ1)の調査結果にインデックスを振っていきます。(フェーズ2)ではこのインデックスを使って抽象化を進めます。
  2-1-2 グルーピング

インデックスを書きだした付箋紙を使って、似ている属性ものをグルーピングします。先入観を排除して自由に発想することが大事です。
2-2 目的と原因の探求

「構造化」することでターゲットの本質を探っていきます。「目的」と「原因」を探ることで「本質」に近付きます。
  2-2-1 目的の探求

グルーピングした付箋紙が「何に(What)貢献しているか?」を考えて「見出し」を付けます。繰り返し行うことで最終的な目的を把握します。
  2-2-2 原因の探求

グルーピングした付箋紙が「何故(Why)そうなっているか?」を考えて「見出し」を付けます。繰り返し行うことで最終的な原因を把握します。
2-3 矛盾と対立の中和

「弁証法」を使って調査結果の矛盾や対立を中和します。
  2-3-1 テーゼとアンチテーゼの選択

(フェーズ1)の調査結果で出来るだ矛盾や対立の大きなものを選択します。
  2-3-2 ジンテーゼの導出

選択したテーゼ(正)とアンチテーゼ(反)をそれぞれ抽象化することで矛盾や対立を中和するジンテーゼ(合)を導き出します。
  2-3-3 アウフヘーベンにおける「気付き」の確認

ジンテーゼ(合)を導き出すアウフヘーベン(止揚)の過程で得られる「気付き」を確認します。
(フェーズ2)のアウトプット

(フェーズ2)のアウトプットはターゲットの「目的」と「原因」、そして矛盾や対立を中和することから得た「気付き」です。

 

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