メソッド

2021年7月10日

アナロジカル・デザイン・メソッド

メソッドの意義と限界。具体化と抽象化による問題発見と問題解決やアナロジー思考に特徴的なマッチング手法など、アナロジカル・デザインにおけるメソッドの基本的な考え方を解説します。
メソッドの構造

アナロジー思考によるデザインを進めるためのメソッド。5つのフェーズと4つの特性からなる基本構造について解説します。

(フェーズ1)ターゲットの具体化
ターゲットの問題を発見する準備として、まずは、ターゲットのことを理解します。「具体化」とは漠然とした曖昧なことを細部にまで分解し明確にすることですが「理解する」ためには「具体化」が強力な武器になります。
1-1 ターゲットの設定

まずは「ターゲット」を設定します。日頃からチャレンジしてみたいと思っていたり、問題意識を持っているモノゴトがターゲットになります。
1-2 広く浅く事実を収集

ターゲットに関する事実を広く浅く収集します。あまり時間をかけずに自分の知っていることや、簡単に調べられる範囲で行います。その時に着目するのが「4つの特性」です。

  1-2-1 ビジネス特性

ビジネスからターゲットを捉える観点になります。ターゲットをビジネスとして成立させ発展させていく場合、この観点は特に重要です。
  1-2-2 空間的特性

この世のあらゆるものは「空間的」に存在しており、かつ「時間的」に存在しています。モノのかたちや機能の広がりなど空間的特性に着目しターゲットを把握します。
  1-2-3 時間的特性

ターゲットは何等かのかたちで利用されますが、利用には必ずプロセスがあります。利用プロセスはターゲットを強く制約しており、その特性をよく表すものになっています。
  1-2-4 社会的特性

ターゲットは社会との関わりの中で価値を生みます。ターゲットは社会的な環境のもとで提供され利用されます。社会との関係を切り離しては存在できません。
1-3 調査範囲の絞り込み

集めた事実情報についてさらに調査を進めるため、優先順位を付けて調査範囲を絞り込みます。優先順位の観点は「関心」と「特徴」です。
1-4 関心領域の調査

関心領域について様々な方法で調査を進ます。得られた情報には矛盾や対立が見つかる場合もありますが、これも重要なアイデアの種になります。矛盾や対立を許容してください。
1-5 特徴領域の調査

「特徴」が「当たり前」になっている世界を探します。そして、興味深いことが見つかったときは、どんどん脇道にそれて調査を続けます。
(フェーズ1)のアウトプット

(フェーズ1)のアウトプットは「構造化されない調査結果」になります。つまり「混沌」です。

 

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